髪の毛を守るシャンプーとは

 

 

〇シャンプーの種類には、大きく3つあります。

シャンプーは、洗浄成分(界面活性剤)の種類によって次の3つに分類されています。

アミノ酸系」

高級アルコール系」

「せっけん系」

洗浄力や脱脂力はアミノ酸系」が一番弱く、「高級アルコール系」が中間、「せっけん系」がもっとも強くなります。

 

アミノ酸

 洗浄成分(界面活性剤)にアミノ酸を使用したものです。

 私たちの体の約20%はたんぱく質アミノ酸)からできています。それぐらい体との親和性が高い成分なので洗浄力がマイルドです。

ただ泡立ちがゆるやかなため時間をかけて、丁寧に洗う必要があります。

アレルギーがある人、肌が弱い人、洗髪直後に頭皮が突っ張るという人は、このタイプのシャンプーを使うといいでしょう。

日焼けやかぶれなど、頭皮にトラブルが生じた場合にもおすすめです。

 

 

高級アルコール

 

 鉱物油や動植物油脂などからつくられた洗浄剤を利用したシャンプーです。

 ドラッグストアやスーパーなどのシャンプー売り場で、もっとも大きなスペースを占めているのがこのタイプです。

それだけポピュラーなだけに香りも効果、効能もバラエティー豊か。値段も手ごろで泡立ちもよく、洗浄力もあります。

 シャンプーした翌朝に、地肌がベトつくという人や地肌が健康な人におすすめのタイプです。

 ただし、洗浄力があるので頭皮のトラブルにつながる可能性もあります。どのシャンプーにもいえることですが、よくすすいでください。

 

 

〇せっけん系

 

 洗浄剤に脂肪酸ナトリウムなどのせっけんを使ったシャンプーです。

 昔からあるせっけんを主成分としているため、安全志向の人に人気ですが、思いのほか洗浄力や脱脂力が強いのがこのタイプ。「天然素材」「自然にやさしい」といった宣伝文句を「洗浄力や脱脂力がおだやか」と勘違いしないようにしましょう。

 

ご自分の頭皮に異常がなければ

香り、ブランド、仕上がり具合など好みで選びましょう。

 

 

〇「シリコン」入りシャンプーって髪によくないの?

 

 シリコンが入っているというだけで、直接的に抜け毛や薄毛の原因にはなりません。

なぜなら、

シャンプーやコンディショナーなどに配合されているシリコンは毛穴の大きさよりも粒子がずっと小さく、さらには過剰に付着することが出来ないつくりになっているそうです。

ただし、洗髪の際にすすぎをしっかりしても、肌に付着する場合があるそうです。それが、ニキビの原因になることもあるそうなので、洗髪の順番を見直しましょう!

①髪 → ②体 → ③顔 の順番で洗うようにしましょうね!

 

 

 

アミノ酸系と高級アルコール系とせっけん系3種類のシャンプーを比較した表

 

参考文献:髪をあきらめない人は、3つの生活習慣をもっている 

     ウィメンズヘルスクリニック東京・院長 浜中聡子(Gakken)